【ご当地発車メロディー】も有名な、この壁画のある駅はどこでしょう?

電車の発車ベルに発車メロディーを使い始めたのは、JR東日本が最初。

1990年代後半に入ると、その駅や街にゆかりのある音楽が使われるよううになり、蒲田駅の「蒲田行進曲」などは、その走りとして当時のニュースで何度も紹介されました。

 

さて問題です。
この壁画のある駅も、やはり発車メロディーが有名ですが、それはどこの駅でしょう。

 

 

 

JR高田馬場駅
ご当地発車メロディとして『鉄腕アトム』のテーマ曲が使われています。

 

手塚治虫と高田馬場

日本のマンガの父と呼ばれる手塚治虫氏。

鉄腕アトムジャングル大帝ブラックジャックなどなど、その作品が日本のマンガ史に与えた影響は計り知れないものがあります。

その手塚治虫のアニメーション制作会社手塚プロダクションの本社があるのが、ここ高田馬場。

手塚プロ自身は、中野区や練馬区など、何箇所かの移転を繰り返してきましたが、鉄腕アトムに出てくるお茶の水博士が長官を務める科学省も、この高田馬場にあったという設定から、ここ高田馬場駅のご当地発車メロディに「鉄腕アトムのテーマ」が使われるようになりました。

 

▼ 壁画には名作がずらり

この壁画、定期的に書き直されていて、この写真の壁は「2014年版」。
現在では別の図案になっていますが、基本的には「手塚作品のキャラクター総出演」ということ、いつも多くのキャラクターが描かれています。

そんな中、アニメ化もされたほどの作品なのに、あまり語られることないヒーローがいることをご存知ですか。

彼の名はビッグX

 

▼ 悲劇の名作 ビッグX

ビッグXは、1963年に少年誌に連絡された作品で、他の手塚作品に負けないくらいに、テーマもストーリーもすばらしい作品。

でも、なぜか認知度では他の作品に大きく引き離されている、まさに『悲運の名作』いえる作品です。

この悲運の名作を生み出した要因、私はアニメ化の失敗にあるのではないかと思っています。

ビッグXは、手塚治虫の『虫プロ』にとっては初めての、外部の制作会社にようるアニメ化で、これを請け負ったのが、のちに『巨人の星』を制作する『東京ムービー』。

とはいっても、このときの東京ムービーは、手塚作品のアニメ化のために急遽作られた会社で、事務所はTBS本社の間借り、スタッフは人形劇団出身者という、手塚作品のアニメ化をする会社としては、あまりにも心細い陣容でした。

また、作品のテーマである「反ファシズム」や「人体実験への警鐘」という部分は、あまり描かれることもなく、原作では「薬品を注射することで変身する」という重要な設定も、スポンサーの意向から「ペンダントが光って変身する」という設定に代わり、完全に子供向けのアニメとして制作されたようです。

 

 

放映自体は1年間続きましたが、制作会社の東京ムービーは大赤字を抱えることとなり、作品自体もあまり高い評価を受けることも無く終了してしまいます。

手塚治虫氏は、のちに同じようにナチスの時代を背景とした名作『アドルフに告ぐ』を描くのですが、マンガ雑誌ではなく一般誌の『週刊文春』に連載します。

これは、ビッグXの反省からではないかと勘ぐってしまうほどに、この作品は手塚作品の中で微妙なポジションの作品となっています。

Pocket
LINEで送る

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です