日本一有名と言ってもいい山手線ですが、その山手線にある踏み切りはいくつあるでしょう?

東京の電車といえば山手線。

CMソングでも歌われているので、この「丸い緑の山手線」が東京の中心部をぐるりと一周している環状線だということは、誰もが知っています。

この山手線(一周34.5km)。東京に暮らしている方であれば乗ったことがない人はいないでしょうし、ましてや都心で仕事をしているのであれば、何度も乗っているはず。

ではココで問題。
山手線が一周する間に、いったいいくつの踏切を通過するでしょう。

 

 

 

 : ひとつ

この問題、東京に関するクイズとしては初級編ですが、このクイズで、その人の年齢やどらくらい東京で暮らしているかがわかるという、別のことがわかる問題なんです。

 

少しずつ消えてゆく山手線の踏切

もともと、東京という巨大な街を走る山手線ですから、踏み切りの数はそれほど多くはありませんでした。

特に、高度経済成長で街が急激に膨張し始めた昭和30年代後半には、ほとんどの踏み切りは廃止され、現在唯一残る第二中里踏切とその隣にあった第一中里踏切、そして、池袋と目白の間にあった長崎道踏切の三つになってしまいます。

この三つになったというのがポイントで、テレビが普及しだした昭和40年代は三つでしたが、昭和50年代は二つ(第一中里踏切が無くなります)になってしまい、これが視聴者参加型のクイズ番組にとって好都合だったようで、多くの番組でクイズとして出題されれることとなります。

そして、2005年に長崎道踏切が閉鎖され、山手線の踏み切りはひとつになってしまうのでが、このころからテレビのクイズ番組が生活問題よりも入試問題をクイズとして扱いだしたため、山手線の踏切がひとうになってしまったことを知る人はあまりいなくなってしまいます。

つまり、テレビでクイズとして何度も取り上げられた「山手線にある踏み切りの数は?」という問題が、世代間で答えが異なることになり、問題の傾向が入試問題中心になってしまってからは、長崎道踏切>の閉鎖を知っているのが一部のマニアだけだという状況を生むことになるんです。

テレビで何度も聞いた「ふたつ」という答えが記憶に残っている人は、今でも「ふたつ!」と答えてしまうという、まさに時代のトリックとも言える問題なんです。

 

▼ 忘れされれる昭和のトリビア踏切

今では、山手線でただひとつの踏切となった第二中里踏切ですが、どうもマイナーなイメージが強いようです。

山手線と並行して走る路線に湘南新宿ライン埼京線がありますが、最近の街歩き番組では、この線路上(目黒、恵比寿間)にある長者丸踏切ばかりが取り上げられていて、鉄道マニアの数でも、間違いなく長者丸踏切の方が多く、たまたま第二中里踏切を渡ったときには、筆者ですら写真を撮ってくるのを忘れてしまったほどです。

 


長者丸踏切を通過する埼京線

 

▼ 第二中里踏切を見に行こう

鉄道ファンでなければ、そこまで「山手線最後の踏切」に興味は無いかもしれませんが、お散歩スポットとしてはぜひ抑えておきたい場所であるのは確か。

山手線に乗るには、便利なJR都区内パス(大人750円)という1日乗車券がありますから、駒込駅から線路沿いを歩いて、一度見に行ってみましょう。

だって、いつの間にか無くなってしまうかもしれませんからね。

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